M&A用語集|ら行
2027年1月・中小企業M&A実務能力・倫理検定試験の学習に
39語。意味・使用例・間違えやすい点をまとめています。
見つかりませんでした。検索語や読みの絞り込みを変えてください。
ライツプラン
らいつぷらん
別名・英字:Rights Plan
買収への備えとして、新株予約権を利用する仕組みです。例えば、一定の買収者だけが権利を使えない条件などを設け、買収者の議決権割合を下げられるようにします。株主が買収の内容を判断するための情報や時間を確保する目的で設けられる場合もあります。
「ライツプランについて、発動条件と株主への影響を確認します。」
間違えやすい点新株予約権は、条件に従って会社の株式を取得できる権利です。ライツプランを設ければどの買収でも適法に阻止できるわけではありません。具体的な必要性・相当性や株主意思などを確認します。
出典
経済産業省「企業買収における行動指針」(2023年8月31日) ↗
第5章「買収への対応方針・対抗措置」/5.1「総論」:差別的行使条件等を付した新株予約権を利用する対抗措置、必要性・相当性、株主意思
濫用的会社分割
らんようてきかいしゃぶんかつ
別名・英字:詐害的会社分割/濫用的な会社分割
会社分割の仕組みを利用し、優良な事業や資産を別会社へ移す一方、元の会社に残る債権者が返済を受けにくくなるようにすることです。お金を返してもらう権利を持つ人を不当に害する点が問題になります。会社法には、そのような債権者を保護する規定があります。
「濫用的会社分割にならないよう、残る債権者への影響を調べます。」
間違えやすい点赤字事業を切り離す会社分割がすべてこれに当たるわけではありません。害することを知って行ったか等が問題となり、一定の場合には承継会社へも承継財産の価額の範囲で支払を求められます。
出典
法務省「あかれんが Vol.47」会社法の一部を改正する法律 ↗
(3)「詐害的会社分割によって害される債権者の保護規定の新設」
会社法 ↗
第759条第4項・第5項(吸収分割)/第764条第4項(新設分割)
リアルオプション
りあるおぷしょん
別名・英字:Real Option
事業への投資で、状況を見て開始を待つ、規模を広げる、撤退するなど、将来の選択肢を持つことです。今すぐ一度きりの判断をする場合より柔軟に対応できるため、その選択肢にも価値があると考えます。企業価値を評価するときの検討材料になります。
「新事業の価値を検討する際、追加投資を選べるリアルオプションも考えます。」
間違えやすい点株式を売買する金融商品のオプションそのものではありません。また、将来の選択肢があれば必ず利益が出るわけでもありません。実際に選べる行動や実行費用、不確実性を確認して評価します。
出典
一橋大学大学院経営管理研究科「リアルオプション」 ↗
回答:投資プロジェクトの柔軟性/延期・撤退・拡張の選択肢。2026年3月25日更新
リーグテーブル
りーぐてーぶる
別名・英字:League Table
一定の期間や条件で、M&Aの助言などに携わった会社を取扱金額や件数によって並べた順位表です。どの会社がどのような案件に関わったかを見る材料になります。発表済み案件か成立済み案件か、国内案件か海外を含むかなど、集計条件も一緒に確認します。
「リーグテーブルの順位とあわせて、集計期間と対象案件を確認します。」
間違えやすい点順位が高いことだけで、自社の案件に最も適した支援会社だとは決められません。金額順位と件数順位は異なり、集計ルールや対象外の案件によっても結果が変わります。
出典
LSEG「Deals Intelligence」 ↗
「LSEGのDeals Intelligence」「四半期レビュー」及び「関連製品」:M&A案件データ、リーグテーブル・ランキング、市場分析
リーケージ
りーけーじ
別名・英字:Leakage
M&Aの価格を決める基準日から取引実行までの間に、対象会社の価値が売り手側へ流れ出ることです。例えば、対象会社から売り手への配当や特別な支払が問題になります。価格を先に固定するロックドボックス方式では、許される支払と禁止する支払を契約で整理します。
「リーケージに当たる支払と、契約で認める支払を分けて確認します。」
間違えやすい点日常の支払をすべて禁止する意味ではありません。何が流出に当たるか、許容される流出があるか、判明した場合にどう精算するかは契約によります。情報漏えいを意味する言葉として使われる場合とも区別します。
出典
AlixPartners「M&A紛争における損害算定の注意点」 ↗
「ロックド・ボックス」方式が本当の意味でロックされていない可能性:過去の基準日に基づく価格、リーケージ禁止条項・その他調整による紛争
KPMG「Locked box and completion accounts」(2023年11月) ↗
「Locked box」:基準日と実行日、dividends・management fees等のvalue leakage、permitted leakage、事前の財務調査/「Completion accounts」との違い
利益相反
りえきそうはん
別名・英字:利益相反取引/Conflict of Interest
ある立場で優先すべき利益と、別の立場や自分自身の利益がぶつかる状態です。例えばM&A仲介では、売り手は高く売りたく、買い手は安く買いたいという違いがあります。双方を支援する仲介者は、一方を不当に優遇しない対応が必要になります。
「利益相反を管理するため、報酬の仕組みと双方への説明内容を確認します。」
間違えやすい点利益が対立する状態があるだけで、直ちにすべて違法になるわけではありません。一方で、追加手数料を払う相手やリピーターを不当に優遇することなど、ガイドラインが禁止する行為にも注意します。
出典
中小企業庁「中小M&Aガイドライン(第3版)」(2024年8月) ↗
本文98頁以降「5 仲介者における利益相反のリスクと現実的な対応策」
経済産業省「中小M&Aガイドラインを改訂しました」(2024年8月30日) ↗
2(3)「利益相反に係る禁止事項の具体化」
リスク
りすく
別名・英字:Risk
将来の結果が予想どおりになるとは限らないことです。M&Aでは、利益が計画を下回る、重要な取引先を失う、買収後に債務が見つかるといった可能性を調べます。金融の分析では、リターン、つまり投資の収益率がどの程度変動するかという意味でも使います。
「買収後の資金繰りに影響するリスクを洗い出します。」
間違えやすい点リスクがあるというだけで、損失が必ず発生するわけではありません。何が起こり得るか、起こる可能性と影響の大きさ、対応方法を分けて考えます。金融のリスクは、値上がり側も含む変動を指す場合があります。
出典
一橋大学大学院経営管理研究科「平均分散アプローチ」 ↗
回答・「投資機会集合と投資意思決定基準」:期待リターンと標準偏差によるリスク
経済産業省「中小M&Aガイドライン(第3版)」(2024年8月) ↗
第1章 II 3(7)デュー・ディリジェンス(DD):対象企業における各種リスクの精査
リスクフリーレート
りすくふりーれーと
別名・英字:無リスク金利/無リスク利子率/Risk Free Rate
資金が返ってこない危険などがない、または非常に小さい運用の収益率を、計算上の基準に置いたものです。「無リスク金利」ともいいます。株主が投資に求める収益率を見積もるとき、ここへリスクに応じた上乗せ分を加える考え方を使います。
「リスクフリーレートの通貨と期間を、評価対象の資金の見通しに合わせます。」
間違えやすい点普通預金の金利をいつでもそのまま使えばよいわけではありません。国債利回りなどを参考にする場合も、通貨・期間・評価日を確認します。投資家が会社に求める収益率全体とは別です。
出典
日本公認会計士協会「企業価値評価ガイドライン」(2013年7月3日改正) ↗
本文49〜50頁「8.(1)インカム・アプローチにおける資本コストの推定」:安全利子率及び株主資本コスト
一橋大学大学院経営管理研究科「CAPM」 ↗
「CAPMにおけるリスク」:安全収益率Rfと要求収益率の関係式
リスクプレミアム
りすくぷれみあむ
別名・英字:Risk Premium
リスクを引き受けて投資する見返りとして、安全な運用の基準より上乗せして求める収益率です。例えば、収益が不安定な投資にお金を出す人は、その不確実性に見合う見返りを求めます。企業価値評価で使う割引率を検討する際にも関係します。
「リスクプレミアムを設定する根拠と、ほかの調整との重複を確認します。」
間違えやすい点必ず実際にもらえる追加利益ではありません。市場全体のリスクプレミアム、会社の規模等による調整は対象が異なります。また、上乗せ分だけを期待収益率全体と呼ぶと計算を誤ります。
出典
一橋大学大学院経営管理研究科「CAPM」 ↗
回答冒頭及び「CAPMにおけるリスク」:安全資産のリターンへの上乗せ、市場全体のリスク・プレミアム
日本公認会計士協会「企業価値評価ガイドライン」(2013年7月3日改正) ↗
本文49〜51頁「8.(1)インカム・アプローチにおける資本コストの推定」
リスケジュール
りすけじゅーる
別名・英字:リスケ/リスケジューリング/Rescheduling
借入金などについて、返済日や毎月返す金額といった約束を、金融機関等と合意して変更することです。「リスケ」と略します。資金繰りが厳しい会社で、返済負担を一時的に軽くし、事業を立て直す時間を確保するために検討されます。
「金融機関にリスケジュールを相談するため、資金繰り表を作ります。」
間違えやすい点返済を猶予してもらうことと、借金自体を免除してもらうことは別です。会社の判断だけで返済を止められるわけでもありません。条件変更後も事業を続けられる見通しを確認します。
出典
金融庁「金融再生委員会告示第2号(被管理金融機関の資産買取り等の基準)」 ↗
本文「三」:リスケジュールを「債務の履行期限の延長」と説明
中小企業庁「中小企業活性化パッケージを策定しました」(2022年3月4日) ↗
公表文及び関連資料「⑥ 中小企業の事業再生等に関するガイドラインの策定・活用」:収益力改善・事業再生を促す支援策
リストラクチャリング
りすとらくちゃりんぐ
別名・英字:リストラ/Restructuring
会社の事業や組織、資金の構成などを組み直すことです。続ける事業に人や資金を集める、不採算事業を売却する、借入条件を見直すといった取組があります。M&Aは、事業を売ったり他社の事業を取り込んだりする方法として利用されます。
「リストラクチャリングの方針として、事業の売却と組織の見直しを検討します。」
間違えやすい点日常語の「リストラ」は人員削減だけを指すことがありますが、ここでは事業全体の再構築を含みます。必ず倒産手続に入ることや、従業員を減らすことを意味するわけではありません。
出典
中小企業庁「中小企業の直接金融による資金調達事例集(第2版)」 ↗
事例の「資金調達の目的」:リストラクチャリングを「事業の再構築」と説明
経済産業省「私的整理等に関する海外法制等調査報告書」(令和3年度) ↗
英国部分(2)「Scheme of Arrangement / Restructuring Planの位置づけ」:財務リストラクチャリング・債権者との協議
リテイナーフィー
りていなーふぃー
別名・英字:リテイナー/月額報酬/定額顧問料
M&Aの仲介会社や助言会社から継続して支援を受けるために、月ごとなど定期的に支払う報酬です。取引が成立したときだけ払う成功報酬とは、支払うタイミングが異なります。金額、支払期間、対象となる業務は契約で確認します。
「リテイナーフィーが発生する期間と、成功報酬から差し引かれるかを確認します。」
間違えやすい点すべての支援会社で必ず発生する費用ではありません。また、支払済みの月額報酬が成約しなかったときに戻るか、成功報酬に充当されるかは契約次第です。着手金とも区別します。
出典
中小企業庁「事業の再構築に挑戦する皆様へ」中小M&Aハンドブック掲載部分 ↗
「手数料の種類と発生するタイミング」:月額報酬は主に月ごとに定期的・定額
中小企業庁「中小M&Aガイドライン(第3版)参考資料11 M&A仲介契約/FA契約 重要事項説明書サンプル」 ↗
PDF6/12頁:手数料の支払条件、既払手数料の控除、不成立時の返還に関する注記
リテンション
りてんしょん
別名・英字:人材リテンション/従業員リテンション/Retention
必要な人材が会社に残り、引き続き力を発揮できるようにする取組です。M&Aでは、取引先との関係や技術を知る従業員が離れると、買収後の事業に影響します。そのため、仕事の内容や評価、処遇、将来の見通しを伝えることなどを検討します。
「買収後のリテンションのため、従業員との面談と処遇の説明を進めます。」
間違えやすい点報酬を上げることだけを指しません。役割や働き方への不安を把握することも含みます。また、従業員が自由に退職できない仕組みを当然に設けられるという意味でもありません。
出典
経済産業省「インセンティブ報酬ガイダンスを公開しました」(2025年2月10日) ↗
公表文冒頭:人材獲得やリテンション/ガイダンス第1章の報酬制度導入の意義
中小企業庁「中小PMIガイドライン」(2022年3月)発展編 ↗
本文47頁「具体的な取組(1/2)」:キーパーソンへの個別説明、従業員説明会、不安・混乱の防止、処遇等の説明
リバースデューデリジェンス
りばーすでゅーでりじぇんす
別名・英字:リバースDD/Reverse Due Diligence
事業を売る判断に先立ち、売り手側が自社の事業を調べることを指す用法があります。特に一部の事業を切り離す場合、残る事業との協力関係が失われないか、共通のシステムや人員をどう分けるかを確認します。ここではこの売却前の自社調査の意味で使います。
「リバースデューデリジェンスで、売却後に残る事業への影響を調べます。」
間違えやすい点買い手が対象会社を調べる通常のDDとは、調査する側や目的が異なります。売り手による買い手調査など別の意味で使われる場合もあるため、誰が誰を何のために調べるかを確認します。
出典
ブルームキャピタル「リバースデューデリジェンス」 ↗
本文定義:カーブアウトの意思決定前の売主側調査、自社・関係会社への影響、分離計画、スタンドアローン価値
略式組織再編
りゃくしきそしきさいへん
別名・英字:略式合併
強い支配関係のある会社間の合併などで、支配される会社側の株主総会による承認を省略できる制度です。原則として相手会社が総株主の議決権の90%以上を保有する関係などが基準になります。どちらの会社のどの承認を省略できるかを確認します。
「略式組織再編の要件と、省略できる株主総会の範囲を確認します。」
間違えやすい点規模が小さいことを理由にする「簡易組織再編」とは異なります。90%ちょうども原則の基準に含まれ、定款でこれを上回る割合を定める場合もあります。債権者保護などほかの手続まで一律になくなるわけではありません。
出典
会社法 ↗
第468条第1項(特別支配会社)/第784条第1項・第796条第1項(株主総会承認の例外)
経済産業省「産業競争力強化法の概要」 ↗
参考「略式組織再編」:支配関係による株主総会決議の省略と会社法特例
流動性ディスカウント
りゅうどうせいでぃすかうんと
別名・英字:流動性割引/非流動性ディスカウント/Illiquidity Discount
株式などを、希望する時期に希望する価格で売りにくいことを価値へ反映し、評価額を引き下げる調整です。売買市場のない非上場株式や、大量に売ると値下がりしやすい株式などで問題になります。現金化のしやすさという面から考えます。
「株式の売りやすさを調べ、流動性ディスカウントの必要性を検討します。」
間違えやすい点会社の業績が悪いことによる値下げとは別の要素です。非上場株式だから必ず一定率を引くという決まりではなく、売却制限や上場の見通し、評価目的を踏まえて判断します。
出典
日本公認会計士協会「企業価値評価ガイドライン」(2013年7月3日改正) ↗
本文45頁「(2)類似上場会社法」:非流動性の勘案、上場準備状況等による違い
一橋大学大学院経営管理研究科「資産価格理論」用語一覧 ↗
「市場の流動性」:価格へ大きな影響を与えず、いつでも大量に取引できるかという概念
両利きの経営
りょうききのけいえい
別名・英字:両利き経営/Ambidexterity
今ある事業を磨いて収益を伸ばすことと、新しい技術や市場を探して将来の事業を育てることを、両方進める経営です。前者を「深化」、後者を「探索」と呼びます。既存の強みを生かしながら、新しい成長の可能性を見つけるための考え方です。
「両利きの経営を進めるため、既存事業の改善と新事業への投資を検討します。」
間違えやすい点すべての事業へ均等にお金を配ることではありません。また、新事業を増やすだけでも不十分です。既存事業との関係や、それぞれの評価方法・人材・資金の配分を考えます。
出典
中小企業庁「2019年版中小企業白書」 ↗
「3 これからの中小企業に期待される役割」:深化と探索、サクセストラップ、リーダーによる調整
類似会社比較法
るいじがいしゃひかくほう
別名・英字:類似会社比準法/類似会社法/類似上場会社法
似た事業を営む上場会社の株価と、利益や純資産などの関係を参考に、対象会社の価値を見積もる方法です。例えば、参考会社の利益に対する株式価格の倍率を調べ、対象会社の利益へ当てはめます。事業の似方や規模の違いなども確認します。
「類似会社比較法で参考にする会社を選び、利益の計算条件をそろえます。」
間違えやすい点過去のM&A価格を使う「類似取引比較法」とは、参考にする価格が異なります。また、相続税等の株式評価で使う「類似業種比準方式」とも同じ制度ではありません。
出典
日本公認会計士協会「企業価値評価ガイドライン」(2013年7月3日改正) ↗
本文44〜46頁「6(2)類似上場会社法」:会社選定、倍率計算、財務数値の調整
類似取引比較法
るいじとりひきひかくほう
別名・英字:類似取引比準法/類似取引法/Precedent Transaction Analysis
過去に行われた似たM&Aの売買価格と、対象となった会社・事業の利益や売上高との関係を参考に、今回の価値を見積もる方法です。実際の買収価格を材料にする点が特徴です。取引の時期や取得した割合、事業内容、特別な条件も調べます。
「類似取引比較法では、参考取引の価格に何が含まれるかを確認します。」
間違えやすい点上場市場の株価を使う類似会社比較法とは別です。買収価格には支配権や相乗効果への期待が反映される場合もあるため、似た取引というだけで倍率をそのまま当てはめることはできません。
出典
日本公認会計士協会「企業価値評価ガイドライン」(2013年7月3日改正) ↗
本文46頁「6(3)類似取引法」:類似M&Aの売買価格、財務数値及び比較情報に基づく評価
累進税率
るいしんぜいりつ
別名・英字:累進課税
課税の対象となる所得や財産の額が大きくなるほど、高い税率を適用する仕組みです。所得税や相続税、贈与税などで使われます。例えば所得税の超過累進課税では、金額を区分し、それぞれの部分へ対応する税率を適用します。
「累進税率で計算する所得と、別の方法で課税される所得を分けて確認します。」
間違えやすい点所得が税率の境目を少し超えたら、全額に新しい税率がかかるという意味ではありません。また、株式の譲渡所得などは総合課税の所得税と扱いが異なるため、税目と所得区分を先に確認します。
出典
国税庁「累進課税とは」 ↗
本文:所得等が大きくなるほど適用税率が高くなる仕組み
国税庁「No.2260 所得税の税率」 ↗
「概要」「計算方法・計算式」及び所得税の速算表:分離課税を除く税率区分と控除額
零細企業
れいさいきぎょう
従業員や売上高などの規模が特に小さい企業を指す、日常的な呼び方です。M&Aでは、経営者自身が営業や技術、取引先対応を担っている会社なども検討対象になります。規模だけでなく、何を引き継ぐと事業を続けられるかを確認します。
「零細企業の引継ぎでは、経営者に集中している仕事も確認します。」
間違えやすい点「従業員何人以下」と一律に決まった会社法上の区分ではありません。法律や支援制度の「小規模企業者」等には別途基準があります。「零細」という言葉だけで補助金の対象かどうかは判断できません。
出典
中小企業庁「中小企業の定義に関するよくある質問」 ↗
Q1:中小企業者・小規模企業者の法律上の定義と制度ごとの範囲/Q8:小規模企業者と小規模事業者の違い
レーマン方式
れーまんほうしき
別名・英字:レーマン料率/Lehman Formula
M&Aの成功報酬などを、基準となる金額をいくつかの区分に分け、区分ごとの部分へ決められた料率を掛けて合計する方法です。通常は金額が大きい区分ほど低い料率を使います。同じ方式名でも、計算の土台となる金額や料率は会社によって異なります。
「レーマン方式の基準額、区分ごとの料率、最低報酬額を契約前に確認します。」
間違えやすい点総額すべてへ最後の区分の料率を掛ける計算ではありません。株式価格だけを基準にする場合と、負債等を加える場合では報酬が変わります。計算結果より最低報酬が優先されることや、別途消費税がかかることも確認します。
出典
中小企業庁「中小M&Aガイドライン(第3版)」(2024年8月) ↗
本文64〜65頁:報酬算定の基準となる価額、最低手数料及び「レーマン方式の一例」
中小企業庁「中小M&Aガイドライン(第3版)参考資料11 M&A仲介契約/FA契約 重要事項説明書サンプル」 ↗
PDF6/12頁:報酬基準額の選択肢、料率、最低手数料、税抜価格・消費税の記入欄
暦年贈与
れきねんぞうよ
別名・英字:暦年課税/暦年課税による贈与
贈与税の暦年課税を利用して財産を贈ることを指す呼び方です。受け取った人ごとに、その年の1月1日から12月31日までにもらった財産を合計し、原則として基礎控除110万円を引いて贈与税を計算します。親族へ会社の株式を引き継ぐ際にも検討されます。
「暦年贈与による株式の承継では、株式の評価額とその年の贈与総額を確認します。」
間違えやすい点110万円は贈る人一人当たりではなく、受け取る人の年間合計に対する控除です。また、相続税で過去の贈与を加算する制度や、相続時精算課税との違いもあります。毎年贈れば必ず相続税の対象外になるとは限りません。
出典
国税庁「No.4410 複数の人から贈与を受けたとき」 ↗
「概要」「暦年課税」:年間合計と基礎控除110万円
国税庁「No.4161 贈与財産の加算と税額控除(暦年課税)」 ↗
「概要」及び贈与財産の加算対象期間:基礎控除以下の財産も加算対象となる場合
レターオブインテント
れたーおぶいんてんと
別名・英字:LOI/Letter of Intent
取引を進めたい意思や、価格・方法などの基本的な条件を書面で示すものです。略してLOIと呼びます。M&Aでは買い手が示す意向表明書を指す場合も、双方で取り交わす基本合意書を指す場合もあります。書面の名称だけで役割を決めつけず、中身を確認します。
「レターオブインテントで、提案条件と法的拘束力のある条項を確認します。」
間違えやすい点LOIを出しただけで必ず買収を実行する義務が生じるとは限りません。一方、秘密保持や独占交渉など一部の約束には拘束力を持たせることがあります。誰が署名し、何に合意する書面かを読み分けます。
出典
JOGMEC「レター・オブ・インテント」用語辞典 ↗
本文:一方提出・双方署名等の形式、表題でなく内容によって判断する法的拘束力
中小企業庁「中小M&Aガイドライン(第2版)参考資料」 ↗
用語集「基本合意書」:LOI・MOU、独占交渉権や秘密保持の拘束力
レップアンドワランティ
れっぷあんどわらんてぃ
別名・英字:レップアンドワランティー/レプスアンドワランティーズ/表明保証
M&A契約で使われる「表明保証」を英語で表した呼び方です。例えば売り手が、契約で約束した時点で、説明した財務や株式、契約関係の事実が正しいと表明し、保証します。どの事項をどの範囲まで保証するかを、契約の条項で決めます。
「レップアンドワランティの対象事項と、違反した場合の補償を確認します。」
間違えやすい点将来の業績が必ず計画どおりになるという保証とは限りません。保証対象の時点、知っている範囲に限る条件、開示済み事項の例外、請求期限・上限などを条項ごとに確認します。
出典
中小企業庁「中小M&Aガイドライン参考資料 各種契約書等サンプル」 ↗
「(4)株式譲渡契約書サンプル」第7・8条(表明及び保証)、第16・17条(補償)、別紙1・2(表明保証事項)
中小企業庁「2021年版中小企業白書」第2部第3章第2節 ↗
コラム2-3-5の表明保証保険:開示事項の虚偽がないことの表明・保証及び違反時の金銭補償
劣後ローン
れつごろーん
別名・英字:劣後融資/Subordinated Loan
会社が倒産・清算したときなどに、ほかの通常の借入金より後の順位で返済を受ける条件を付けた融資です。貸し手は回収できない危険が高くなる一方、その条件を踏まえた金利等が設定されます。買収資金を補うメザニンの一種として利用されることもあります。
「買収資金に劣後ローンを組み込む際、返済順位と金利を確認します。」
間違えやすい点返済順位が低くても、普通株式への出資とは異なる借入金です。また、すべての劣後ローンが財務諸表上そのまま資本になるわけではありません。劣後する条件や返済時期は契約ごとに確認します。
出典
日本政策投資銀行「メザニンファイナンス」 ↗
「メザニンファイナンスとは」「劣後ローン」:シニアローンとの返済順位・リスクの違い
日本政策金融公庫「公庫資金のしおり 資本性ローン 重要事項のご説明編」(2025年4月版) ↗
「劣後特約」及び借用証書第8条:法的倒産手続の配当順位。公庫商品における具体例
レバレッジ効果
ればれっじこうか
別名・英字:レバレッジ/Leverage
借入金などを使い、自己資金だけより大きな金額を動かすことで、自己資金に対する利益や損失の変動が大きくなることです。M&Aでは、買収資金の一部を借入で賄う場面などで考えます。「てこの原理」にたとえられます。
「借入を使った買収では、レバレッジ効果と返済負担の両方を検討します。」
間違えやすい点借入を増やせば必ず利益が増えるわけではありません。事業収益が低下した場合も利息や元金返済の負担が残ります。利益を大きくする可能性と、損失・資金繰り悪化の可能性を合わせて見ます。
出典
日本取引所グループ「レバレッジ」用語集 ↗
本文:「てこの原理」、少額資金に対する大きな取引
日本政策投資銀行「LBO/MBO」 ↗
「LBOとは」:少ない自己資金による買収、多額の借入と安定キャッシュフローの必要性
レバレッジドバイアウト
ればれっじどばいあうと
別名・英字:LBO/Leveraged Buyout
買収する会社・事業が生み出す資金などを返済のよりどころとして、借入金を活用する買収方法です。略してLBOと呼びます。買い手は自己資金だけの場合より大きな買収を検討できますが、買収後も返済に使える資金を安定して生み出せるかが重要です。
「レバレッジドバイアウトでは、買収後の返済計画を慎重に確認します。」
間違えやすい点経営陣が買い手になるMBOとは分類の軸が異なります。MBOで借入を活用してLBOの形を取ることもあります。また、借入を使うという理由だけで返済負担や買収価格の妥当性を無視できるわけではありません。
出典
日本政策投資銀行「LBO/MBO」 ↗
「LBOとは」「MBOとは」及びスキーム:借入を活用した企業・事業買収、キャッシュフロー、MBOとの関係
レブロン基準
れぶろんきじゅん
別名・英字:Revlon基準/レブロン義務/Revlon Duties
米国デラウェア州の判例から生まれた、会社売却等の局面で取締役に求められる判断を説明する考え方です。レブロン社を巡る1986年の判決では、売却が避けられない段階で、経営陣の役割は会社防衛から株主の売却価値を最大化する方向へ変わると示されました。
「海外の買収事例を学ぶ際、レブロン基準が問題となる局面を確認します。」
間違えやすい点日本のM&Aすべてに直接適用される法律ではありません。また、どんな事情でも表面上の提示価格が最も高い相手を選べば足りる、という意味に単純化しないことが大切です。適用される国・州と取引の状況を確認します。
出典
デラウェア州最高裁「Revlon, Inc. v. MacAndrews & Forbes Holdings, Inc.」判決(1986年) ↗
506 A.2d 173、判例集180〜182頁(PDF7〜9頁):取締役の役割の変化と株主の売却価値
連結決算
れんけつけっさん
別名・英字:連結/連結会計/連結財務諸表
親会社と子会社を一つの企業グループとして捉え、全体の資産・負債や利益などをまとめる決算です。各社の数字を単純に足すだけではなく、グループ内の売買や貸し借りなどを調整します。M&A後に対象会社を連結へ含めると、グループ全体の数字も変わります。
「買収後の連結決算では、グループ内取引の消去も行います。」
間違えやすい点連結することは、会社を法的に合併して一社にすることではありません。各法人は別に存在し得ます。また、親会社が保有する子会社株式と子会社の資本などは、重複を避けるため相殺して集計します。
出典
企業会計基準委員会「企業会計基準第22号 連結財務諸表に関する会計基準」2026年1月9日までの修正反映版 ↗
第1項(企業集団を単一の組織体とみなす報告)/第18・23・31項(投資と資本、債権債務の相殺消去)/第34〜36項(内部取引高等の消去)
連結子会社
れんけつこがいしゃ
別名・英字:Consolidated Subsidiary
親会社の連結財務諸表に、資産・負債や売上・費用などを含めてまとめる子会社です。子会社かどうかは、その会社の重要な意思決定を支配しているかという観点で判断します。M&Aによって支配を獲得した会社が、新たに連結の対象になることがあります。
「対象会社が連結子会社となる時期と、決算への影響を確認します。」
間違えやすい点議決権の50%超を持つ場合だけに限りません。人事や契約、資金面等から支配していると判断される場合もあります。逆に、子会社でも支配が一時的な場合や重要性が乏しい場合等には、連結範囲から除かれることがあります。
出典
企業会計基準委員会「企業会計基準第22号 連結財務諸表に関する会計基準」2026年1月9日までの修正反映版 ↗
第6〜8項(子会社・支配・連結会社の定義)/第13・14項及び注3(連結範囲と例外)
連結調整勘定
れんけつちょうせいかんじょう
別名・英字:Consolidated Goodwill
昔の日本の連結会計で使われた勘定科目の名称です。親会社の子会社への投資額と、それに対応する子会社の資本を相殺する際の差額を表しました。古い決算書やM&A解説に出てくるため、現在の「のれん」等との関係を確認して読みます。
「古い資料にある連結調整勘定を、現在の会計基準と照らして確認します。」
間違えやすい点現行の決算で新しくこの旧科目を使うという意味ではありません。現在の日本基準では、投資と資本の消去差額はのれん、負の場合は所定の確認後に利益として処理するなど、現行の定めに従います。
出典
東京証券取引所「平成19年3月期 決算短信」 ↗
「表示方法の変更」:連結調整勘定償却額から、のれん償却額へ表示を変更
企業会計基準委員会「企業会計基準第22号 連結財務諸表に関する会計基準」2026年1月9日までの修正反映版 ↗
第23・24項:投資と資本の相殺消去、のれん又は負ののれん
連帯保証
れんたいほしょう
借り手などが負う債務について、保証人も連帯して支払う責任を負う保証です。通常の保証と違い、貸し手から請求されたときに「まず借り手に請求してほしい」等の主張ができません。中小企業では経営者が会社の借入金を連帯保証していることがあります。
「M&A前に連帯保証の内容を調べ、金融機関と解除等の条件を相談します。」
間違えやすい点会社の株式を売っただけで、元経営者の保証が自動的に消えるわけではありません。買い手との間で保証を外すと約束しても、金融機関等との必要な手続が完了したかを別に確認します。
出典
民法 ↗
第446条(保証人の責任等)/第452〜454条(催告・検索の抗弁と連帯保証の特則)
経済産業省「中小M&Aガイドラインを改訂しました」(2024年8月30日) ↗
改訂の趣旨及び最終契約の不履行に関する事項:経営者保証の扱いと解除・移行に関するトラブル
労働契約承継法
ろうどうけいやくしょうけいほう
別名・英字:会社分割に伴う労働契約の承継等に関する法律/承継法
会社分割で事業を別会社へ引き継ぐ際、従業員の労働契約をどう扱うかを定める法律です。関係する従業員等への通知や、一定の場合の異議申出などの手続を設け、働く人を保護します。正式名称は「会社分割に伴う労働契約の承継等に関する法律」です。
「会社分割の準備では、労働契約承継法に基づく通知と異議申出の手続を確認します。」
間違えやすい点株式譲渡や事業譲渡に、会社分割とまったく同じ手続を当てはめるわけではありません。また、誰の契約を承継するかは、承継事業に主に従事するか、分割契約等にどう定めるかなどによって扱いが異なります。
出典
厚生労働省「企業組織の再編(会社分割等)に伴う労使関係について」 ↗
「会社分割の場合」及び労働契約承継法の概要:通知・異議申出、労働者保護
会社分割に伴う労働契約の承継等に関する法律 ↗
第2条(通知)/第3〜5条(労働契約の承継、異議申出)
ローントゥバリュー
ろーんとぅばりゅー
別名・英字:LTV/Loan to Value
融資額が、そのよりどころとなる資産などの評価額に対してどれくらいあるかを示す割合です。略してLTVと呼びます。例えば不動産融資では、与信残高を不動産の評価額で割って計算します。融資を検討するときの、返済・回収の安全性を見る材料の一つです。
「ローントゥバリューを確認する前に、分母の評価対象と評価時点をそろえます。」
間違えやすい点利益で借入を返せるかを直接示す指標ではありません。担保等の価値との関係を見る割合です。計算の対象や評価方法によって数値が変わるため、LTVだけで融資や買収の安全性を決められません。
出典
日本銀行「地域金融機関の貸家業向け貸出と与信管理の課題」(2016年3月) ↗
本文8頁「DSCR、LTVの確認」及び注5:LTV=与信残高÷不動産評価額、算出のパラメータと機械的利用への注意
ロックアップ
ろっくあっぷ
別名・英字:Lock-up
M&Aでは、売却後も経営者が一定期間経営に関わるなど、取引後の行動について約束することを指す場合があります。株式の募集・売出しでは、一定期間の株式売却等を制限する合意にも使われる言葉です。何をどれだけの期間制限するのかを確認します。
「ロックアップの対象が経営への関与か、株式の売却かを確認します。」
間違えやすい点M&A成立後に売り手が関わる約束と、上場時の株式売却制限は同じ内容ではありません。期間や解除条件、対象となる行為は契約によります。また、株価や売却後の成果を保証する仕組みでもありません。
出典
経済産業省「令和2年度 スタートアップのM&Aに関する調査報告書」 ↗
本文50頁「アーンアウト条項を利用するときの留意点」:ロックアップと経営者の継続関与
経済産業省「スタートアップ・ファイナンス研究会とりまとめ」(2024年6月) ↗
注33:株式の新規発行・売却等を一定期間行わない合意
ロックドボックス方式
ろっくどぼっくすほうしき
別名・英字:Locked Box Mechanism
契約締結前などの基準日時点の財務数値をもとに売買価格を決め、原則として取引実行後の財務数値による価格精算を行わない方式です。基準日から実行日までに、売り手側へ対象会社の価値が流れ出ないよう、禁止する支払等も契約で定めます。
「ロックドボックス方式では、基準日後の配当等を契約でどう扱うか確認します。」
間違えやすい点価格が固定されていれば調査不要、という意味ではありません。基準日の財務数値の信頼性や、許容される価値流出が重要です。実行日時点の運転資金等をもとに事後精算する方式とは異なります。
出典
AlixPartners「M&A紛争における損害算定の注意点」 ↗
「ロックド・ボックス」方式が本当の意味でロックされていない可能性:過去の基準日に基づく価格、リーケージ禁止条項・その他調整による紛争
KPMG「Locked box and completion accounts」(2023年11月) ↗
「Locked box」:基準日と実行日、dividends・management fees等のvalue leakage、permitted leakage、事前の財務調査/「Completion accounts」との違い
ロナルド・ペレルマン
ろなるどぺれるまん
別名・英字:Ronald O. Perelman/Ron Perelman
米国の投資家・実業家で、企業の買収や経営を手がけてきた人物です。M&Aの学習では、1980年代のレブロン社を巡る買収競争の当事者として登場します。この買収競争は、会社売却時の取締役の役割を示したレブロン判決の背景になりました。
「レブロン判決を読む前に、ロナルド・ペレルマンらの買収競争を整理します。」
間違えやすい点買収方法や法律の名称ではなく人物名です。本人の経歴や特定の買収事例を、そのまま現在の日本のM&Aルールと混同しないようにします。レブロン基準の意味は、判決が扱った局面とあわせて確認します。
出典
ペンシルベニア大学法科大学院「Ronald O. Perelman Interview」(2018年12月12日) ↗
表紙の肩書/本文4〜5頁、12〜15頁:Revlonの買収構想・競合入札
Revlon, Inc.「2021 Form 10-K/A」米国SEC提出書類 ↗
Item10「Directors, Executive Officers and Corporate Governance」本人略歴:MacAndrews & Forbes及び企業取得・運営
ロングリスト
ろんぐりすと
別名・英字:Long List
M&Aの相手になり得る会社を、事業内容や地域、規模などの条件から幅広く並べた候補一覧です。売り手が買い手候補を探す場合にも、買い手が買収候補を探す場合にも使います。その後、条件や優先順位を確認し、具体的に打診する候補を絞り込みます。
「ロングリストから、事業の相性と希望条件をもとに打診先を絞ります。」
間違えやすい点掲載された会社が、すでに買収や売却へ同意しているとは限りません。詳しく検討する候補を絞った「ショートリスト」とは段階が異なります。支援会社にとって都合のよい相手だけを並べていないかも確認します。
出典
経済産業省「中小M&A支援における知識・スキル等に関する調査報告書」 ↗
「マッチング」全般に関わる事項/「ロングリストの作成・提案」:希望・シナジーを踏まえた仮説、候補リスト、支援者都合の優先禁止
経済産業省中部経済産業局「令和3年度地域経済産業活性化対策等調査」M&A報告書 ↗
「一般的なディールプロセス」:ロングリスト作成からショートリストへの絞り込み


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