8問のお試し問題
4科目各2問の独自問題です。選択肢を選び、解説で自己採点できます。公式問題・過去問ではありません。

ネームクリアの事前手続
売り手A社は開示先ごとに個別同意する方針で、仲介者Xに開示先の選定を委ねていない。名称を含む企業概要書を買手候補B社へ開示する予定だが、B社との秘密保持契約は未締結。ガイドライン第3版に沿う対応はどれか。
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A × 関心表明だけでは、開示に先立つ同意と秘密保持を満たしません。
B ○ 本事例は個別同意が前提。A社の同意とB社との秘密保持契約の双方を開示前に整えます。
C × 候補先との秘密保持契約は、売り手の開示同意を代替しません。
D × 売り手の同意があっても候補先との秘密保持契約は省略しません。
根拠:中小M&Aガイドライン 第3版 93–94頁 ↗/第2章Ⅱ4(4)この科目の出題範囲と要点を見る →仲介者とDDの役割
両当事者を依頼者とする仲介者が、買い手の選任した別の専門家によるDDに協力する。ガイドライン第3版における適切な対応はどれか。
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A ○ 専門家の下での資料整理・作成、日程調整等の補助は可能とされています。
B × 仲介者はDDに係る結論を決定すべきではありません。
C × 買い手の依頼だけでは、両当事者を支援する仲介者の利益相反の問題は解消しません。
D × 評価等に直接影響しない補助まで一律に禁止されていません。
根拠:中小M&Aガイドライン 第3版 95頁 ↗/第2章Ⅱ4(7)この科目の出題範囲と要点を見る →正常収益力の算定
直近年度の営業利益は2,000万円。この金額には今後発生しない一度限りの移転費用300万円と、一度限りの返金収入100万円が含まれる。他の調整・シナジー・追加費用は考慮しない。正常化後の営業利益はいくらか。
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A × 費用も収入も差し引いています。一過性費用は加え戻します。
B × 費用と収入の調整方向が逆です。
C ○ 2,000+300−100=2,200万円。一過性費用を加え戻し、一過性収入を除きます。
D × 一過性収入まで加算しています。収入は除きます。
根拠:使命、倫理・行動規範、知識スキルマップ 106頁 ↗/収益力分析・正常化調整この科目の出題範囲と要点を見る →個人の株式譲渡所得
日本の居住者である個人が2025年中に、非上場普通株式を発行会社ではない独立した第三者へ3,000万円で売却。税務上の取得費500万円、直接要した売却手数料100万円。他の必要経費・株式取引・繰延べ等の特例はない。一般株式等の譲渡所得等の金額はいくらか。税額は問わない。
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A × 収入と所得を混同しています。取得費等を控除します。
B × 取得費だけでなく、売却手数料も控除します。
C × 売却手数料だけでなく、取得費も控除します。
D ○ 3,000−500−100=2,400万円。税額そのものは計算しません。
根拠:国税庁 令和7年分 株式等の譲渡所得等の申告のしかた 6–7頁 ↗(PDF1頁)この科目の出題範囲と要点を見る →株式譲渡とCOC条項
A社の全株式をB社が取得予定。A社の重要販売先C社との契約には、A社の支配株主の変更時にC社が契約を解除できるCOC条項がある。A社の法人格は存続する。最も適切な対応はどれか。
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A × 法人格が同じでも、支配権の変動が契約の条項に影響し得ます。
B ○ 条項の内容、同意の要否、売上への影響等を具体的に調べ、対応を検討します。
C × 本問の条項は解除権を定めています。必ず自動終了するとはされていません。
D × 売買当事者の価格調整だけで、第三者C社の権利は消えません。
根拠:中小M&Aガイドライン 第3版 22頁 ↗/COC条項使命、倫理・行動規範、知識スキルマップ 118頁 ↗/契約に関する調査この科目の出題範囲と要点を見る →
開示事項と表明保証
売り手はDDで顧客との係争を開示した。一方、最終契約案には「係争は存在しない」との表明保証があり、開示済事項を除外する規定はない。支援上の留意点として適切なのはどれか。
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A × DDでの開示だけで自動的に除外されるとはいえません。
B × 補償の範囲・上限・期間等は個別の契約によって調整されます。
C ○ 開示情報の扱いを契約でも明確にすることが重要です。最終的な法的責任の断定を問うものではありません。
D × 係争の存在だけで一律中止ではなく、性質・影響と対応策を検討します。
根拠:使命、倫理・行動規範、知識スキルマップ 145頁 ↗/表明保証条項この科目の出題範囲と要点を見る →テール条項の対象範囲
仲介者は買手候補B社を売り手のロングリストに記載したが、B社へのネームクリアは行わず、ノンネーム・シートの提示にとどまった。ガイドライン第3版に沿う説明はどれか。契約条項の裁判上の有効性は問わない。
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A × ロングリスト等の提示だけの先は対象とすべきではないとされています。
B × 依頼者の経営判断を損なわないよう、対象先を限定します。
C × 対象先の範囲と期間の長さは別々の留意点です。
D ○ ガイドライン上の対象限定です。個別契約の法的有効性とは区別します。
根拠:中小M&Aガイドライン 第3版 104–105頁 ↗/第2章Ⅱ9この科目の出題範囲と要点を見る →専任契約とセカンド・オピニオン
専任契約中の売り手が、助言の妥当性について別の支援機関に意見を求めたいと申し出た。相談する部分は明確で、妨げる合理的な理由はない。ガイドライン第3版に沿う対応はどれか。
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A × 本問では相談を妨げる合理的な理由がなく、全面禁止は不適切です。
B ○ 相談の機会と情報管理を両立させます。
C × 相談を認めても、情報の無制限な開示まで認められるわけではありません。
D × 本問の条件では、契約終了を相談の前提にすることは適切ではありません。
根拠:中小M&Aガイドライン 第3版 103–104頁 ↗/第2章Ⅱ7この科目の出題範囲と要点を見る →
出典と作成方針
- 中小M&Aガイドライン 第3版 ↗(2024年8月)
- 中小M&A専門人材向け 使命、倫理・行動規範、知識スキルマップ ↗(2025年4月版・2026年10月13日誤植修正版)
- 国税庁 令和7年分 株式等の譲渡所得等の申告のしかた ↗(印刷6–7頁/PDF1頁)
公開された一次資料を基に作成した非公式の独自問題です。各問の解説に根拠資料と掲載ページを示しています。
問題文・全選択肢の解説・計算・正答の一意性を照合しました(2026年11月1日)。専門家監修は未実施です。本試験の難易度や的中を保証するものではありません。
法令・制度の基準日:2026年3月31日。スキルマップの2026年10月13日は誤植の訂正日です。税務問題は設問に示した2025年の取引条件で判断してください。
